2011-01-26 立川流一門会 ブログ 談志師匠、子別れ。芸としては、…楽しめなかった。真打ちの噺をきいていて寝ぼけるなんて前代未聞だった。どこまでも、善くも悪しくも高座にいるのは談志師匠で、異世界が展開するような体験はかなわなかった。私の聞き手としての未熟が、当然あるだろう。病を克服した師匠を、人としては最大限応援したい。…が、こう思うこと自体が、芸人への冒涜ではないか。私の未熟など、踏み倒してなぎ倒して、越えてくれる師匠だったはずなのだ。切ない落語だった。