2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「今週のお題:読書の秋」コンビニの異国情緒や月冴ゆる  

今週のお題は、「読書の秋」とのこと。 天は高く馬は肥ゆる。 では、問おう。 「あなたは私のマスター・・・」 もとい。 「読み物」としての『コンビニ外国人』は活字中毒者への好餌たるや? 新書を読む時は、ともかくその分野の知識を速攻で詰め込みたい時…

藤本染工芸の思い出。

GREEをひっくり返していると、懐かしい写真を見つけた。 まあ、7年前の投稿だ。 石井かほり監督の映画、「めぐる」。http://www.gulicreates.com/meguru/ その主人公、藤本先生の工房「藤本染工芸」に行ったときのことだった。https://tokyoteshigoto.tokyo/…

毛がにのおじちゃんー今は亡き、福島菊次郎によせて。【過去記事】

福島菊次郎とは。 ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳 [DVD] 出版社/メーカー: トランスフォーマー 発売日: 2013/06/07 メディア: DVD この商品を含むブログ (1件) を見る 両親を早くに亡くした母の親代わりの恩人であり、私にとっては、彫金の匠の人で…

音とことばのふしぎな世界―音声学者が語れば、メイドもイライザもガンダムも澤田拓人も学問だ。

《音とことばのふしぎな世界――メイド声から英語の達人まで 》 息が止まるほど、夢中になれる本。 そういう物が、たしかに、世界にはあるものだ。 注)物理的にも。 「ガンダム」といえば強そうだけど、「ファフナー」ってあんまり強そうじゃないなあ、 とか…

華麗なる敗北の軌跡ーカレーを作るということはー

【覚え書】 これまで『隠し味』と彼方此方の資料で見たような気がして投入した、カレー失敗への足跡。 コーヒーとかチョコレートとか大正漢方胃腸薬とか葛根湯とかいかの塩辛とかアンキモとかコンデンスミルクとかカンロ飴とかおでん出汁とか煮魚の残り汁と…

【プロミスト・ランド】-ぷろじぇくと☆ぷらねっと を見に行った。

西でも南でも三丁目でも御苑でもない、東新宿。 詳しい感想は、後日。 …時に、台本がいのちで、役者が器としての身体と思うことがある。 どこまで空になれるか。 空になった分、新しいいのちが蠢き出すような。 あと一回の夜公演で、この蝉にも似た作品は、…

稽古場見学ー約束の地ー

昨日、人生初の舞台稽古の見学に伺いました。 ちょっとだけ、まじめにご報告いたしまする。 *********** …これはそう遠くない近未来、14人の、日本の色名を名に持った者達の物語。 「プロミスト・ランド」。それは選ばれた者だけが居住をゆるされ…

茶会、裏話。

七夕茶会のお手伝い直前まで、原因不明の爆咳を伴う風邪で2017年の7月は過ぎた。 ニート超満喫した。そろそろこのままだと化石になるかと思う。 そして復活、出陣の七日。 この日は入院中の父の誕生日であったので、病室に滑り込んで「おめでとう、で、行っ…

君に、逢いに行こう ー2017年七夕茶会 再掲ー

赤坂には、川の名を戴く緑の杜が、町の真中に、不意にある。 七月七日。 それは、天にかかるこの世で最も壮麗な川を、皆が仰ぎ見る日、 とある物語の逢瀬が叶うようにと、たわいない思いを抱く日。 この日。 とある赤坂の緑の杜で、とある茶会が催された。 …

大きな声では言えない本のこと。〜山田五郎氏とこやま淳子氏共著の、あの本〜

「ヘンタイ美術館 」山田 五郎 (著), こやま 淳子 (著):ダイヤモンド社 http://www.amazon.jp/dp/4478066086 絵に描いた餅は喰えないが、 絵を描いたヘンタイは相当オイシイ。知識的にもネタ的にも。 かつて、とある伝説的な連続講義があった。 都内某所。 …

春ニシテ、貝割レ菜ヲ思フ。ー俳句ー

「季節の句」について書く、というお題をいただいたのはンヶ月前。 うだうだしているうちに季節は巡って春となり、春が苦手な私はウンウン唸り、 ああでもないこうでもないと踏鞴を踏んでいるうちに春は過ぎていきまして (狙っていたんじゃないかと言えばそ…