日曜日には、たくさん歩く。

朝起きると雨予報で、足の悪くなりはじめた父は、傘をさしながら歩くことになると辛いから、と、今日の礼拝は休むという。

数ヶ月前、父が傘をさして歩いていた時に、風に煽られて転倒したことを互いに思い出し、
そうだね、と、うなづきあう。

吉祥寺まで、埼京線と中央線。
定期が切れていたのでそこそこ運賃がかかることに、人生の区切り的な何かを感じて、
新宿くらいまでは定期買っとくかなあ…と、思ってみる。

礼拝と、賛美の歌、聖餐。
それからメッセージ。

主との時間。
自分の思いを明け渡して、委ねて、祈ることの喜び。
久しぶりの方々との挨拶、いつも会う方との笑顔。

それから、互いにお話をしたり、聞いたり、お昼の交わり。
また、突然「えーと、冷やかしに入って来ました!」と、
ふいに集会所に入って来た方と話してみたり(笑)。

その方もお帰りになり、帰ろうかなと思っていたところ、聖歌隊による元旦コンサートの練習の声が聞こえた。

混ざって、歌う。

指導役の方は、かつて学校の先生だったとのことで、
「はい、子供たちー、スタンダップ!」
と、ずいぶんと、かなり、年を経た子供たちに指し示す。

練習が終わる頃には、弱い雨降り。

新宿に行き、大江戸線で赤羽橋まで。

てくてく歩く、目指すは東京タワー。

でかい。
で、着かない。

デカいので、我が遠近法が狂っており、
見えるのに着かないと焦った途端にドドン!とふもとに着く。

萱島酒造、「西の関」がお目見えするという大分県のフェアが目的地で、
これから「無」のつく職業者になるので、どうぞよしなに、と、親への挨拶がわりに1本、吟醸酒「美吟」を買う。
あ、オマケありがとうございました。

足湯して、あちこち冷やかして、
ホカホカ、ツヤツヤの足元をブーツに突っ込み、
帰宅。

何でもない、優しい日曜日。