「3冊のロング・グッドバイを読む」…苦難の道のり。
この本は、頑張った。
ハヤカワとの版権を巡る抗争。
村上側とのやりとりの困難さ。
著作権問題。
清水氏の遺族との交渉。チャンドラー側との話。etc.
私には想像もつかないしがらみが、出版の世界にはあったのだ。
しかも、なんてことか!
著者の松原さんが、病に倒れてしまわれた。
何度もダメかと思ったと、arapiさんは後日教えてくれた。
そんな最中に、私がアンポンタンにも嬉しそーに、
どうなってますかー?
などと聞いたのだから、…
さぞかしたまらなかったでしょうね。
ごめんなさい。
でも。
この本は頑張った。