応援が、嬉しいのです。【3冊の「ロング・グッドバイ」を読む】松原元信著

ギムレットにはまだ早すぎるね。」

名台詞満載。
熱く哀しく愛しい男達。
美しく気高く、そしてもろい女達。

そう、ハードボイルドとは、無味乾燥の男臭い小説、では決してない。

切れば血がにじみ出るような、
ふり向けば涙が滲むような、

そんな魂に切り込んでくる情感を抑えた筆致でストイックに瞬間したためる。

それが、ハードボイルドだ。

そう、ゴル13とはちがうんだってばさ。

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最近、ニクイ台詞に出会ったことがありますか?
思わず真似したくなる名場面をよんだことがありますか?

その思いを満たしてくれるのが、こんな小説です。

あ、で、この本は、そのハードボイルドの金字塔、レイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」(原著)、
その清水俊二訳である「長いお別れ」、さらに時を経て村上春樹が約した「ロング・グッドバイ」の3冊を、
我らがヒーロー・マーロウをこよなく愛する74歳の新人、松原元信氏が、舐めるように読みつくした後に、
その3冊の間のビミョーな差異を、余すところ無く汲みつくして、楽しい薀蓄を披露してくださるという
贅沢本。
それが、

3冊の「ロング・グッドバイ」を読む/松原元信(ソリックブックス)、だ。

本編のあらすじ、チャンドラーの英文、清水訳、村上訳をこの一冊でいっぺんに読めるって寸法です。
お得、お得。
しかも巻末には、本編に登場する銃の紹介(氏のイラスト入り)まで付いているという充実振り。

でも、最高のおまけは、そんなもんじゃない。

どこでもいい。

ハードボイルドファンのいる場所で、こう呟いてみよう。

「一番好きな本?そりゃ、ロング・グッドバイさ。3冊全部、読んでるよ。」

あなたはすぐさま、その場の話題の中心になることだろう。

そうしたら、すかさずこの本の薀蓄を披露してみるといい。

きっと、1杯のギムレットが、On the house で目の前に滑り出て来るはず。

・・・・というわけで。

arapiさんの会社から発刊です。↓これ、ニューズレター。
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10/13には出版記念会が。↓これが案内。
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・・・というわけで。
どうぞ応援してください。出だしダッシュが大事なんですって・・・

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えと、私、帯文書かせてもらったんです。

…というわけで。

どうぞ。応援の程…皆さんの応援が、頼りです。

よろしければ、どうぞお手元に1冊。

とりあえず。

お願いばかりのご無礼、ご容赦ください。

それでは、これにて。

私は、もう1回読んで、そっと泣いてきますわ。

あゆ~ら。