まあ、まあ。お楽に。

先日は、暦を見ますと「綿の花が開く」とやらの日でありました。

まだ夏じゃないか、と、言い張るのも変なような、涼しい日が続きましたね。

本来そうであるべきでないのに、今、こうである。

日々の憤りの原因って、そんな思いから発することが多いようです。


じゃあ、本来、どうあるべきなんでしょう?

こう考えだすと、こう、なんか、思考する文がゴシック体のカクカクになり、肩に眉間に力が入り、奥歯噛み締めしまいにはクタクタになりませんか。

本来、とは、かつてのこと。
そうある、とは、自分の外にあること。
べき、とは、意に添わない理想につける語尾。

無理に無理に、もう一つ無理が重なって、それはギックリ腰にもなるでしょう。

あ、人間、大きなストレスは腰で殺してるんです。

今、今日の終わりまでを、丁寧でなくてもいい。立派でなくてもいい。

ヘロヘロでもいいから、生きましょ。

そんなあなたの有りように、必ず実がなるのです。

その実は、自分の見えないところに成ります。

見えたらまた、すぐに肩に力が入りますから、絶妙に見えないところに結実します。


そして、人生の最後に、種明かしが待っています。

だからもう少し。

一緒に参りましょ。