某月某日、表参道でははじめてのライブへ。

佐賀からの美女を囲む会の後、東京と栃木の美女との交わりを経て、
今度は表参道へ。

わたしの、それはとっておきの場所を占めているアーティスト、
シライシ紗トリさん。
それまでヘンデル、バッハ、少々のラップ、昔の洋楽、、、と、決まりきった音楽で
満足していた私に、ある日「Happydom」というCDとともに、
新しい音楽を吹き込んでくれた人です。

これ以降もこれ以前にも、これほどの上等なPOPは今の私には思いつきません。

その紗トリさんのバンド、ラヴァーズソウルがライブを行うと聞き、(いえ、何度もライブはあるんですけど私が行っていなかっただけで)
おまけにその紗トリさんのご親戚からお声をかけていただき、
私の重い腰は一気に無重力状態となり、かの地へテイクオフすることとなりました。

中途半端な時間についた表参道は、すでに恋人ロードと化しており、しけこもうと目論んでいた
本屋さんは既に閉店。
お茶でも飲むかと思ったけれど、もったいないからあちこちをプラプラ歩いてみた。

相変わらず、華やかで、綺麗で、シックで、お澄ましさんな街だ。

ここで働けたらいいねえ。なんて思いながら、キャサリンさんとの待ち合わせ時間になり、
四つ角のみずほ銀行でぽけらっとしていると、キャサリンさん到着。

それからライブ会場へ。

久しぶりに会うお友達も何人かいて、やあやあと挨拶を交わしているうちに、
ライブスタート。

ああ、私は紗トリさんの音なら、きっと、すぐにわかるなあ、と、自分のアイジョウを再認識しました。
メロディ、言葉、chihiroさんの歌声、すべてが上等。

シーアイランドコットンの白いシャツのような。
洗い立てのリネンのような。
日に干したお布団のような。
天気のいい日のお散歩のような。
雨の日に聞く小鳥の歌声のような。
やがて帰っていく懐かしいホームのような。
恋人の帰りをまって準備した綺麗なネイルのような。

嬉しくて、端々に聞こえる紗トリさんの歌声に耳を済ませたりしながら、
ライブも終わり。

その後、おいしい紗、ではなかった、トリ料理のお店にいって、たくさんの
面白話を味わいました。

ありがとう、某月某日。

また、きてね、某月某日。