我が母の教えたまいし歌・・・な訳はない。

の駅のホームは、
四季折々の風景を私たちに披露する。

冬の朝には、遥か富士山を。
春の朝には、朧にかすむ月の名残を。
夏の朝には、影すらひかる入道雲を。
秋の朝には、ひらりと舞う紅葉を。

そして、中空を眺めれば、
群れをなして鳥が舞う。
右に左にと折り返しながら。
そして、私は歌うのだ。
懐かしいあの歌を。



「ロート、ロート、ロート、ロートせーいやーくー。」