綺麗にしてもらいに駆け込むBANGSでの、一考察。

土曜日。
表参道のBANGSまでカットに行きました。

猛暑のせいかオノレのせいか、髪がシパシパになってしまい、藁帽子のような頭になってしまっておりました。

大村さんも、さすがにむむむ、と哀れんで、何とかしようとパーマ方面を検討しはじめました。

とにかく、まずはシャンプー。

こちらには、炭酸水を使ったシャンプー&リンスのケアがあります。


しゅわしゅわしゅわ、と地肌をくすぐるこの施術、くすぐったがりの方は身をよじってのたうちまわることもあるそうです。

普通では落ちにくいモノや毛穴の老廃物まですっきりと落とす力があるんですって。


…しかし、人にシャンプーをしてもらうって、どうしてこんなに気持ちいいんだか。
この時間よ永遠なれと、切に思います。


さて、あわあわしゃわしゃわとすっきりしたところで、大村さんによる神業カット。


そして少し乾いてくると、

「山田さん、ほら。これが本来の髪ですよ。艶もふんわり感もこんなにちゃんとありますよ。…何か、最近髪につけていましたか?」



閃きましたね。

あの、(母のをかすめて使っていた)美髪エッセンスとやらですな。


犯人は、シリコン。


この物質、ほとんどのシャンプーに安易に添加されています。

シリコンは、なかなかそう簡単に綺麗には落ちず、段々と髪に蓄積していきます。


しまいにはゴワゴワ髪のいっちょ上がりです。


お手持ちのシャンプーとリンス、調べて見てくださいね。

シリコン入りのモノは、使わない方が賢明です。
ついでにもう一つ避けた方がよいものは、ラノリンです。
羊の毛の油からできる成分なんですが…

保湿の名目で使われることがあるんですね。

ラノリンは確かに高い含水性をもちます。

周囲が湿度に富んでいればまあべたついたりもするかもしれませんが、そう悪さはしません。

ただ、乾燥している場所だと…ラノリンは接しているモノの水分を吸収していきます。

では問題。

乾燥した冬に、髪にラノリン成分をつけていたら?


髪の水分はラノリンに吸い尽くされ、ミイラ髪のいっちょ上がりです。


石けんシャンプーも、使い方が難しい。


石けん成分が水道水の成分と結びついてできる物質が、髪に沈着していきます。


死ぬほどすすいで、かつ、クエン酸リンスでアルカリ性に傾いた髪を弱酸性に戻さなくてはなりません。


高けりゃいい、というのではありません。


しっかりとした見極めが必要…ってことですね。

ということで、皆さん、またねー。