たわいない日曜日。

日曜日ですから、アダムじゃないが、痛むアバラを抱えつつ、吉祥寺へ礼拝に向かいました。

一週間は礼拝からはじまりますから、はい。


今日はその後、教会の合奏団でチェロを弾いている男の子が、地元のオケの演奏会に出るので応援とばかりに聞きにいく約束をしていました。

鎮痛剤を飲んで、八王子へ。

ええ、八王子です、

月曜日にも来るのに、よりによって八王子。気分は通勤。

いや、八王子に罪はない。

気持ちを切り替えてっと、よいせっ。

今日の演目は全てシベリウス、皮きりはあの「フィンランディア」。

今、震災復興の象徴ともなっている、愛国の、壮大な交響詩です。


指揮者は、とプロフィールをみると宮城県塩竈市の出身で、

あらゆる思いを載せた、深い演奏を展開してくれました。

アマの演奏の醍醐味は、第一音目からは全てがはかれないことで、

時に、ハラハラするような始まりから、天井知らずに完全度が高まっていくことがあります。

そんな、super risingを目の当たりにして、いつしかポロポロ泣いている私がおりました。

その後ヴァイオリン協奏曲ニ短調交響曲第五番変ホ長調と続き、終幕。

楽屋見舞いに行く途中、指揮者の方とすれ違ったので、

ありがとうございました、フィンランディアに託された復興の思い、受け取りました。


そう、告げました。


すると、


ありがとうございます。
と、頬を紅潮させて、握手してくださいました。

そんな、たわいない、1日でした。