「生きねば。」「丁重にお断りいたします。」

Le vent se lève, il faut tenter de vivre.
で、
 The wind is rising: we must endeavor to live.

だから、結局は「生きる」方向に文意のベクトルが向いているので
「いざ生きざらめやも」であれば、「生きたくはない、でも生きるのだ」という意味になる。(なぜなら「めやも」は反語表現だから意味が反転するから。)

これが、「生きめやも」だと、

風が吹いてきたなあ。おれ、生きるのかなあ。いやー、いやだなあ、生きないだろうなあ。
ないないない。ありえん。だるいし。
(注;二行目以降は捏造)

になっちゃうんですよね。

堂々とした誤訳も、こんだけ人口に膾炙していれば、

「まあでも、そういうことにしときましょうよ」

ってことになるわけです。