日曜の父娘の決闘がわりのランチ。
日曜礼拝に並んで参加して、音痴な父と音痴な娘はそれなりに賛美の歌を歌い、聖書を読み、メッセージを聞いた。
それから、お茶の水を経て湯島春近へ、13時入店。
にぎわうカウンターの端に予約席がしつらえてあり、
何だか陣取ってしまって申し訳ないなあと思いながら、
ご容赦くだされ、と、まずは父と二人で席に着く。
滅法お世話になっている荒井さん。
父に会ってもらいたかった、その思いが叶った。
句会の方もご一緒してくれて、賑やかな一時になったこと、嬉しく幸いなことで。
珍獣の父はやはり珍獣である旨ばらしたことに清々しつつ、
お料理の旨さを思い起こしている。
パリジェンヌ閉店後ろくに交わっていなかった父と、
国交断絶から無差別テロ行為に発展する危険が、
おかげさまで回避でき、ほっと一安心。
荒井さん、句会の先輩、
本日春近にお越しだった皆様。
様々お目こぼし頂き、ありがとうございました。
<覚書>
本日のお品書き。
・日高昆布の佃煮:羅臼だけが昆布じゃない。どっこいこちらも滋味深し。
・水菜のお浸し:薄緑の美しい束に、かかる出汁は飲み干せるほど。
・目鯛の西京焼き:食べる時間を逆算したのか、塩梅どんぴしゃり。ほろりとほどける身にキリリと夏の大根卸し。
・鰹の刺身:たたかない鰹。暴力反対。にんにく生醤油に、父の美味しんぼネタからマヨネーズも登場、食べ比べ食べ比べ。鰹の見極めは難しいので、おいしいモノに当たれると嬉しい。
・稚鮎の天ぷら:共食い(注:私のハンドルネームは「あゆ〜ら」でして)。父「私はこれが大好きで」私(おいいつの間に鮎好きとか風流なことになっとるんだ)。。。セグロ鰯と間違えておった。軽い苦みとふいに香るあの香り。塩で頭から尻尾まで、骨肉相食むとはこのことか(違う)。
・椎茸とアスパラの天ぷら:何かこの当たり手でつまんで食べてしまったような気がする。いかにも指でつまみたくなるような野菜の愛らしさ、色、甘み、佇まい、香り。
・夏野菜カレーおざんざ:おざんざを台にして荒井さんスペシャル夏野菜カレー大中小。ズッキーニ、茄子、赤&黄パプリカ、人参、しめじ、タマネギ、そのほかルーに一体化したモノたちが、マイルドにワイルドにカレーを構成する中に、ホールスパイスのフレッシュな刺激がプチプチと。食べ終わりたくない。
・ポテトサラダ:春近に行ったらこれを頼んでみるといい。都内ポテサラランキングを更新できるかもしれない。
・西瓜:たっぷり三切れ。初スイカでした。
<お酒>
チリの白ワイン
野海棠(焼酎)
一刻者(焼酎)
千曲錦(大吟醸)
<所要時間>
13時開始、解散は、
・・・
17時30分。
(明日休みで良かった。)
<備考>
帰りの電車、父と娘、二人掛かりで乗り過ごしました。
素晴らしき日曜日、ということで、いいんですかねえ。
これ。