【Alive a live公演『うどん、なう〜店長募集中⁉︎』というお芝居を見に行った。】


出会って10年になる俳優のお友達、日中泰景さんから、
おもしろい企画のお芝居に出るので見に来ませんか、とお誘いを受けたのは、
そろそろ日中泰景さんが出演した「シン・ゴジラ」を、日中泰景さんを交え、
友人と作っている集まり「言葉やさん」で見に行こうかと、イベントを練っていた時。


(はい、覚えましたね、「日中泰景」。そろそろ通称のカゲさんに戻しまーす)

稲庭うどんの老舗、「佐藤養助」日比谷店。


その実際の店舗を舞台に、それぞれの卓に客を着座させた形で、
役者は店舗内を立ちまわってお芝居をするというもの。
店の自慢の料理をいただきながら、
観客参加型のお芝居は、客次第でストーリーが分岐していくという。

それが、Alive a live公演『うどん、なう〜店長募集中⁉︎』。

そりゃ、面白いわ。

この企画にアドバイスをしたというコピーライターの淳子さんがアレンジしてくれ、
仙台からの参加者含めて10名で伺った。

ええと、たくさんの悪ふざけをして、
いなにわんと写真もとったりして、

お芝居を見て、

稲庭うどんの薀蓄を知り、負けじと私も薀蓄を張り(笑)、

客にツッコんでくる役者にちょこざいなとボケ返し、

気が付くと店が稲庭うどんに注ぐ愛を、
腹一杯(うどん玉おかわり2杯含め)に、溜め込んでいた。

食は、いのちだ。

美味くなければはじまらない。が、
美味ければいいというものでもない。

お芝居は、もうひとつのいのちを演じるものだ。

上手くなければはじまらない。が、
上手ければいいというものでもない。

このお皿が私の前に出てくるまでにかかる愛と技、
この芝居が私の眼に映るまでにかかる熱意と時間。

うまさと一緒に頂いたこれらのモノたちは、
心とお腹をたっぷりと満たしてくれた。

うん、あと一歩くらいなら前へ踏み出せる。
そんな気がした。

だから、きっと、この企画は、ステキなものになる。
わたしは、そう信じてる。