【悠久かつ深遠にして芳醇な茶の世界を、短小にして軽薄な珍獣が学ぶということ。】
卵焼きも焼けない不器用な私が、それでも、「誰かをもてなしたい」という思いから初めた中国茶。
少しずつゆっくりと習ってきましたが、今回の転機を機にしっかり学ぼうと思い、「茶禅草堂」にて新たな過程をはじめました。
今回の過程は、今までの私の横着でふわーっとした「習いごと」気分を、少しばかりギュッと引き締めてかかるものになります。
中国茶にまつわる歴史、お茶の製法・産地・供し方、茶席のこと、評茶とよばれるテイスティングetc.
やばい早まったかと思ったりもするけれど、
そういえば「三国志」の初めのシーンは劉備玄徳が母に茶を求めるところから始まったんだんなあ、とか、
シルクロード→遣唐使→小野妹子→聖徳太子→日出処の天子、とか、
評茶の場面になると「神の雫」モード展開とか、
今まで頭の中に散乱していた雑多な知恵が、
ダイジョブダイジョブ、と、応援してくれているように思います。
唸れペン、千切れよノート!とばかりに先生の話をガチで聞き、
それでも迷ってふと顔をあげると、天女の微笑のナオコ先生が。
「大丈夫ですよ、導きますからね。」との言葉とともに、
コトリ、と置いてくださるのは日本屈指の茶芸師たる先生の手になる絶品のお茶。
ちくせう、美味しい。
ふうわりと鼻腔を撫で回す香りの何と人を酔わせることか。
よし、と再び気を取り直し、座学から評茶まで、たっぷりな時間を過ごしました。
で。
次回の評茶のテストの課題は緑茶3種と青茶1種のブラインドテスト。
…助けて、ドラえもん。